時計。

こんばんは!

ブログの更新はずいぶん久しぶりになってしまいました^^;

お陰さまで元気に仕事をさせていただいています。

 

今日の昼。

公園で紫陽花が綺麗に咲いていました。

バタバタした毎日を過ごしていますが、たまにはノンビリ花を眺める時間も欲しいもんですね(^_−)−☆

 

さて。

午後からの仕事を始めるために資料の本を取り出そうと左手の手首を曲げたら、腕時計が外れました。

見ると『バネ棒』が抜けてブラ~ンとなっています。

 

そんなに力を入れたっけ?…あ!まさかこれは何かの報せか??

(注:僕の腕時計は父の形見なのです)

お父ちゃん、何??って心の中で聞いてみました。

 

……

………

 

あ、それか!!

 

今日は行政書士開業3周年の記念日でした。

バタバタしててすっかり忘れてた^^;

 

3年前。

登録が6月1日付になると分かった時点で、開業日をいつにしようか?と考えました。

結果、選んだのが6月9日。

この日は大安吉日(ただし日曜日(^^;;)!

日曜日なのを無視してこの日を選んだ理由…それはこの6月9日が両親の結婚記念日だったからです。

 

父が亡くなったのは平成14年の1月。僕が31才の時でした。

理容師でしたが、酒好き歌好き女好きの豪快な人で、家計は実質的に母が働いて支えていました。

正直、子どものころは嫌いな時期もありました。

自営業なんて絶対嫌だ!サラリーマンになってスーツにネクタイで仕事・ボーナスもらって海外旅行!!

…なんていうのが高校の頃の僕の目標でね(笑)

 

その高校の頃に父から腕時計をもらいました。

父がお気に入りで大事にしていたバーバリーの腕時計。

ブランドに拘るような人ではなかったのに、これだけは奮発したようです。

ただ、高校生にはシンプルなアナログの腕時計の魅力は理解できず、体育の着替えの時に床に落として壊したのを機に父に返しました。父は特に何も言いませんでしたが、方々の時計屋に修理を頼んで歩き、ようやっと修理から返ってきた時計は大事にしまい込んでいたそうです。

 

次に僕がその時計に再会したのは父が亡くなり、病室の荷物を整理していた時です。

母が床頭台の引き出しからハンカチに包まれた時計を取り出し、

 

『あなたに縁のある時計やから、お守りやと思って大事にしなさい』

 

以来、僕のそばにずっと居ます。

かなり古くなっているので電池交換のたびに念を押されます。

「もし動かなくなっても責任はとれませんが宜しいですか?」

幸い、多少の遅れや進みはあるもののちゃんと時を刻んでくれています。

 

今夜は時計と向かい合わせで酒でも呑むか…

あ、ちなみにベルトは無事元通りになっていますよ(^_-)-☆