こんにちは(^^)/
12/15のブログです。
恒例の「今年の漢字」
資格商法の成功例(?)として語られる日本漢字能力検定協会主催のこの行事。
すっかり定着しましたね。
今年は「安」だそうです。
安保法・明るい安村・安倍首相…確かに今年を反映しているのかもしれませんね。
この話題で僕が思い出したもの…
敬愛している「向田邦子」女史のエッセイに『安全ピン』というお話があります。
安全と謳っていてもピンはやはり危険なもの。
なまじ安全だと油断するためにかえって痛い目に遭うこともある…
うろ覚えですが、こんな内容でした。
確かにそうだという事態を何度も見てきました。
ロスで大地震があったとき、高速道路が倒壊しました。
それを見て専門家がいいました。
『日本ではこんなことは起き得ない』
…阪神淡路大震災の前年のことです。
津波・原発事故・ゲリラ豪雨…
そのたびに繰り返される『想定外』『想定を超えた』という言葉。
この世に絶対安全なんてないものなのだ…と改めて感じます。
高校時代に国語の教科書で読んだ文章に日本と西洋の自然観の違いに触れたものがありました。
自然に対する姿勢としての違い…
・西洋は『征服すべきもの』
・日本は『共存すべきもの』
様々な災害に遭遇するたび、
『人間が自然を征服することなどできないのだなぁ…』
と強く感じます。
ただ、『安』には極めて日本的な読み方があります。
それは…「やすらか」。
来年はみんなが心やすらかに過ごせる一年になりますように…
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